距離や角度を測ったとに表示される数値の精度は、[形式]メニューの[単位系…]で設定する。やはり開くのは[オプション]ダイアログ。
その下の[尺度単位]は 「Millimeters」に設定しよう。これはブロックという部品を挿入するときに必要になる設定だ。
Draft Sight _ 線幅の既定値、画面表示
Draft Sight _ 「選択」のオプション設定
Draft Sight _ Oスナップ(エンティティ スナップ)
AutoCADのOスナップをDraft Sight は「エンティティ スナップ」という。エンティティは実体のあるモノを言うそうだから、呼称としてはこちらの方が適しているのかもしれない。
自動スナップさせる点の設定は、ステータスバーの[エンティティ スナップ]ボタン上で右クリックし、[設定]を選択。この操作はAutoCADと同じ。開かれるダイアログは「オプション」ダイアログだ。
「終点」は「端点」だと分かるが、「ノード」はAutoCADの「点」のこと、「補助線」は「延長」延長した交点も取れる。「正接」は「接点」、「垂直交差」は3D空間での「仮想交点」。
このダイアログの下の方を見ていく。「表示」の中の「ポインタキュー」を展開すると、Oスナップマーカーの色とサイズを設定できる。(色は「システムオプション」の「表示」でも設定できた)
さらにその下の「重力ボックス」を展開する。AutoCADは初期設定で非表示になっているので、私はチェックをはずした。サイズも少し大きく設定し直した。非表示にしていても、カーソルの周りにこのサイズのボックスがあり、ボックスが触れた図形にスナップ点が現れるという仕組みだ。
一時Oスナップは、AutoCADではShiftキーかCtrlキーを押しながら右クリックしてメニューを出すが、 Draft Sightは(Mac版だけかもしれないが)Ctrlキーには対応していないようだ。
Draft Sight _ デフォルト値を使って作図する
Draft Sight _ 指定した角度にスナップ(極トラッキング)
AutoCADはLINE[線分]コマンドなどで、「次の点」と聞かれたときに「<30」と角度だけを入力してEnterキーを押すと、カーソルの動きが指定した角度(この例では30度)に固定されるが、Draft Sightにはこの機能はないようだ。
AutoCADの[極]ボタンに相当するのが[円形状]ボタンだ。スナップさせる角度は、ボタン上で右クリックし[設定]を選択して設定する。
表示されるダイアログは「オプション」ダイアログだ。ここで「円形状ガイド表示」にチェックを入れる。
[円形状]ボタンのオン/オフは、AutoCADと同じく[F10] キーでできる。指定した角度にカーソルが近づくと、トラッキングベクトルが表示される。
トラッキングベクトルの色は、「オプション」ダイアログで設定した「リファレンス ガイド」の色だ。