AutoCADのOスナップをDraft Sight は「エンティティ スナップ」という。エンティティは実体のあるモノを言うそうだから、呼称としてはこちらの方が適しているのかもしれない。
自動スナップさせる点の設定は、ステータスバーの[エンティティ スナップ]ボタン上で右クリックし、[設定]を選択。この操作はAutoCADと同じ。開かれるダイアログは「オプション」ダイアログだ。
「終点」は「端点」だと分かるが、「ノード」はAutoCADの「点」のこと、「補助線」は「延長」延長した交点も取れる。「正接」は「接点」、「垂直交差」は3D空間での「仮想交点」。
このダイアログの下の方を見ていく。「表示」の中の「ポインタキュー」を展開すると、Oスナップマーカーの色とサイズを設定できる。(色は「システムオプション」の「表示」でも設定できた)
さらにその下の「重力ボックス」を展開する。AutoCADは初期設定で非表示になっているので、私はチェックをはずした。サイズも少し大きく設定し直した。非表示にしていても、カーソルの周りにこのサイズのボックスがあり、ボックスが触れた図形にスナップ点が現れるという仕組みだ。
一時Oスナップは、AutoCADではShiftキーかCtrlキーを押しながら右クリックしてメニューを出すが、 Draft Sightは(Mac版だけかもしれないが)Ctrlキーには対応していないようだ。