AutoCADで直観的操作を考える

AutoCAD画面下の「ステータスバー」と呼ばれる場所に、作図モードのオン/オフを切り替えるためのボタンがあります。作図中は、直交モードがオンなのかオフなのか、Oスナップはオンなのかオフなのか、確認が必要なので、頻繁にボタンの状態を確認します。ちなみに、ボタンが明るい表示になっているときがオンです。(昔のバージョンは、オンになるとボタンが凹んだ表示になった)

IconOFF日本語は、英数字、漢字、ひらがな、カタカナと、種類が多いので、ボタン表面を文字表示にしても、とても見やすいのです。例えばスナップはカタカナ、Oスナップはアルファベットと使い分けて、メリハリがついています。
AutoCADの日本語化を担当したデザイナーの、センスの良さが伺われます。

われわれユーザーがボタンを確認するとき、「直交モード」ボタンを見て「ちょっこうもーど」と読んでいるわけではなく、「直交モード」をひとかたまりとして認識しています。一瞬で、つまり直観的にとらえているのです。
たぶん、英語版ではそうはいかないのでしょう。日本語の文字は、アイコン性を持っていると常々感じています。

ボタンの数が増えてきたので、数年前からアイコン表示になりました。これがそれです。

IconON日本語の文字表示と比べて、直観性に劣ると思いませんか?文字表示に変えられるので、私の本では従来の文字表示をオススメしていました。
ところが、新しいバージョンで追加されるボタン、例えば右の4つは、2文字か3文字のアルファベットだけの表示で、これでは何のボタンだか見当がつきません。メーカーでは日本語版AutoCADの長所が分かっていないのでしょうか?

仕方ないので、最新バージョンからは、私もアイコン表示にします。新しい私の本もそうします。

昔のAutoCADは、DIMSTYLE、LEADERなど、膨大な数のコマンドを覚えなければなりませんでした。それらはダイアログボックスにまとめられたりと、直観的操作へと進化してきたのです。
ここでまた、昔のようにボタンアイコンを覚えなければならないのでしょうか?
バージョンアップの方向を見失ってはいませんか?
使いにくい方向へ向かっていると、どうしても感じてしまうのです。

 

 

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